建替えの必要性

なぜ建替えが必要か?

マンションでは大規模な修繕をおおむね10年から15年周期で行ないますが、修繕は
「繕う」というように、新築時の状態にできるだけ戻したり、今ある劣化状態をでき
るだけ改善するという目的ですから、たとえば「1住戸の面績を広く」と思っても無理なことがあります。
つまり老朽化のなかでも、「社会的な劣化は修繕では補いにくい」ということです。
加えて建物の維持修繕に過大な出費になるなど、費用的な側面もあります。もちろん、売却して新しいマンションを買えば済むことですが、
そのマンションに住み続けるならば、解決するには建て替えも考える必要があります。

以前の法律(建物の区分所有等に関する法律)では、建て替えには「建て替えに足るべき過分な費用」ということで、
修繕と建て替えとの費用効果が建て替え決議の要件になっており、裁判にまでなったことがありました。
しかし、現行法では5分の4以上の単純多数決で建て替え決議ができることになりました。

平成23年には建築後30年以上のマンションが約100万戸になり、老朽化や居住環境、
防災面で深刻になるといわれていますが、ヨーロッパでは100年以上も使用されている共同住宅があり、
都市が形成されています。そこには住みこなす歴史があるのです。
まだ50年ほど(同潤会アパートが建ってから80年)の歴史しかない日本のマンション。
住みこなすことや住みこなせるシステムも、これからみなさんが創っていくものです。

マンションは小さな自治体ともいわれます。
多数の共有のために、どうかすると他人まかせや無関心になりがちですが、その無関心が建替え時の合意形成に大きな障害になることがあります。
参加型のコミュニティによって育つ、快適なマンションに住み続けたいという共通の意識が、いつか来る建替え時のみなさんの財産となります。
私はここ→で情報を集めました。

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